【薬剤師転職】業界最強、在宅特化型薬局の魅力

在宅に特化した薬局があることはご存じですか?

外来の対人業務ではなく、ご自宅や介護施設へ配薬に伺うような業務になります。

患者対応が少ない在宅業務に転職した私が、経験をもとにそのすばらしさを解説します。

一番素晴らしい点は、圧倒的に給与が高いです。

近年、在宅医療へのニーズが急速に高まっています。高齢化社会の中で、病院ではなく自宅で療養する患者さんを支える薬剤師の役割は重要性を増しています。

近年の診療報酬改定なんて屁でもない、最強の業態だと思います。高年収なんて貰って当たり前。

私は数年前、調剤薬局から「在宅医療に強い薬局」へ転職しました。

今回はその体験をもとに、転職のきっかけから実際に働いてみて感じたメリット・デメリットまでをリアルにお伝えします。

先に、転職先候補として在宅特化型を探したい方は、ぜひ下記のページから転職を検討してみて下さい。

実際に私が、在宅特化薬局を見つけた方法を書いています。


目次

転職前の状況

以前は都市部の調剤薬局で働いていました。主に外来患者への調剤業務が中心で、在宅医療はほとんど経験がありませんでした。

仕事に大きな不満はなかったものの、

  • 対人業務に疲れを感じ始めた
  • 薬剤師のやりがいをもっと感じたい
  • 給与をもっと上げたい

もともとの給与も、600万程度は貰っていたので、そこまで低くはなかったです。

ただ、それでももっと高みと目指せると思い、転職を決意しました。


在宅医療に興味を持ったきっかけ

とっかかりは邪な考えでした。

「在宅施設特化なら、患者とそこまで会話がなくても仕事ができるし、施設スタッフとのやり取りで終わるなら楽なのでは?」

という考えです。

近からず遠からずな印象ではありますが、決してコミュニケーション能力ゼロで成せる仕事ではないのは確かでした。

それでも、提示されてきた条件が他より圧倒的に良かったのは驚きました。

先細りと言われてきてる薬局業界でもひときわ輝いているのが、この在宅特化だと思います。

外来診療と大きく異なる点は、

  • 処方箋から調剤まで時間を貰える
  • 施設訪問時期など仕事を組み立てられる
  • 医師と密接に処方箋やりとりができる

このあたりがあまりに大きいです。

1週間程度ゆっくり薬を準備したり、何か所かまとめて訪問したり。

そして、剤形から他薬剤の提案、在庫との兼ね合いの交渉なども聞いてくれる医師が多いです。

仕事の自由度と、やりがいを大いに感じる業態だと思います。


転職活動と選んだ理由

エージェントを通じて複数の薬局を比較しました。

在宅医療に強い薬局を選んだ理由は、

  • 在宅患者の割合が高く、経験を積める
  • 多職種連携に積極的
  • 訪問車が整備されている
  • 提示年収が圧倒的高年収

という環境が整っていたからです。

700越えの年収を田舎でもないのに貰えるのはバグってると思いました。

在宅特化型、というのはなかなか求人も出てこないです。

圧倒的な待遇もそうですが、一度経験しておくとどこの薬局でも重宝される能力を伸ばすことができるので、本当におすすめです。

2度目の転職となったとしても、在宅特化の経験がある、というのは何よりも説得力のあるものだと思います。

様々なエージェントさんを頼ってみて、興味がでてくるようなら是非検討してみて下さい。


実際に働いてみて感じたメリット

  • 患者さんとの距離が近い
    自宅に伺うため、生活環境や背景を理解した上で服薬指導ができる。
    施設でも、個々人の健康管理を施設スタッフが管理してくれてるので介入しやすい。
  • 感謝される機会が多い
    「来てくれてありがとう」と言われることが多く、やりがいを実感。
  • チーム医療に参加できる
    医師や訪問看護師と一緒に患者さんを支える充実感がある。
  • 給与が高い、仕事に自由が多い
    給与水準は間違いなく平均より上がります。移動が多かったり、行く施設をコントロールしたりと仕事上の自由もとても多く楽しいです

とにかく、感謝される機会は多いです。

大人数抱えている施設では、一人一人へのアプローチを介護者が考え行動するのは至難の業です。

医師の手前に薬剤師として提案できることが多いのはとてもやりがいがあります。

加えて、患者の状態に合わせた薬剤の提案や変更を細かく設定できるのも在宅医療ならではの強みだと感じます。


大変だったこと・デメリット

  • 移動が多い
    車で1日数件の訪問をこなすため、運転が苦手な人には負担。
  • 緊急対応がある
    容態急変時や服薬トラブルで夜間対応を求められることも。
  • 記録業務が増える
    多職種連携のために詳細な記録が必要で、デスクワークの負担もある。

記録業務はDX化の影響でかなり軽減されてる傾向にあります。報告書のPDFと自動メッセージ化などをクラウド薬歴から可能にしたり、色々と進んできてます。

緊急対応については、好き嫌い分かれるかもしれません。

私は、がっつり時間外で賃金発生する分ありがたりと思うタイプです。(GWとかはちょっと疲れるけど。

移動が多いなんてメリットでもありますよ、運転中も給料発生してますから。


まとめ

在宅医療に強い薬局で働くのは、やりがいが大きい反面、体力や柔軟性も求められる仕事です。

「患者さんと深く関わりたい」「地域医療に貢献したい」という方には非常に向いています。転職を考える際は、設備や体制が整った薬局を選ぶことをおすすめします。

ことこまかく、エージェントさんとやりとりをして、貴方の本当に望む転職先を探しましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

過度なハラスメントでメンタル崩壊後、転職を果たした薬剤師。
思い切って前職を飛び出し、天職に着いたことをきっかけに、色々な薬剤師さんから転職相談を受け続けたことから一念発起しブログ執筆。
2度の転職で年収と休日数と役職を確実に増やし続けた転職のプロ?です。

コメント

コメントする

目次