【薬剤師転職】そんな転職しないほうがいい!失敗しない会社情報の見方解説!!

転職を2度経験し、年収1.5倍や理想の職場を手に入れた涼茶と申します。

ここでは、

  • 多くの人が勘違いしがちな
    転職の罠に気づく方法
  • よくある入社後アクシデントについて
  • 失敗しないための転職の心得

意外とわかりにくい情報の書かれ方も多い転職情報

間違った認識を持ってると入社してから思ってたのとは違うってことも起こります。

入社してから違った!なんて取り返し付かないですから、

特に慎重になってほしいところをがっつり解説していきます。

時間かかってでも読んで下さい。本当に失敗すると取り返し付かないですよ。

年収を間違いなく上げるための転職方法については別でまとめているのでこちらを確認ください。

目次

エージェント情報は慎重に!騙されがちな転職の罠

転職活動が順調に進んでいくと、エージェントさんから様々な情報が貰えるようになる。

もしくは、企業の情報をまとめて閲覧できるサイトにアクセスするようになります。

まず初めに、そこに潜んでいる罠から解説します。

Point1.週休二日と完全週休二日の違い

まずはこれ。

ちょっと話題になったので知っている方もいるかもしれませんが、この

週休二日と完全週休二日は全く、大いに異なる存在だと認識しましょう。

ほとんどの方は、完全週休二日制を望むんじゃないかなあとは思います。

完全週休二日の企業

週休二日の企業

転職サイトに載っていたもので適当に持ってきたものです。(ガッツリ載せると怒られそうなのでココだけ)

こんな感じで、給与の欄にはしっかり乗っているこの二つ、何が異なるのかというと。

カレンダーに沿った休みか否かです。

完全週休二日制:毎週2回必ず休みがある。多くは土日休み。変則的だと木日なども。

週休二日制:カレンダーが5週間あれば、そのうち10日間休みがある。かなりの連勤のあとに連休なども起こりうる。

それぞれメリットデメリットがあるので下記にわかりやすくまとめてます。

スクロールできます
完全週休二日制週休二日制
土日や、木日など週に2回休み有
祝日も休みの企業は週3の休み
月に5週間あれば、10日休めるようにシフトが組まれる
場合によっては連勤もありえる
メリット休みが決まっているため予定が組みやすい

祝日が重なると思いがけない大量連休もありえる

年間休日もそれに応じて多めに設定されている
シフト制のため、平日に休みが取れ、3連勤休み3連勤も可能性あり

急な用事で有給使わずに調整が効く

皆が仕事の日に休むとレジャーなどでは有利かも
デメリット   固定休のため、急な休みなどが取りにくい

企業によっては休みが多い分収入を下げられている場合
かなりの連勤を強いられる可能性がある

不定休だと約束が立てにくい

そもそもの年間休日が少なくなりがち

休み少なく年収高めに設定されているので入ったら休みなく働く羽目に

どちらにもメリットデメリットはありますが、一番大きなデメリットは

週休二日制の企業は、連勤が重なったり年間休日が極端に少ない

というところです。

たまに、べらぼうに年収を高く設定して載せている企業さんもありますが、よく見てみると

週休二日制で年間休日が少ない、働く日数が多いから給与が高いだけ。

なんてこともザラにあります。

エージェントさん経由でしっかり相談ができていれば選ばないと思いますが、

個人で判断して面接まで行ってしまうとなかなか気づけないので本当に注意です。

Point.2 謎の好待遇、高年収の企業は裏があると思え

好待遇に見えがちな一例

こんな求人見つけたら、もう飛び込みたい方も少なくないのでは?

薬剤師の平均的な給与に比べてもかなり高額で、好待遇のように見えます。

(ちなみに薬剤師の給与水準に関してはこちらで解説しているので、ご自身の現状把握に役立ててください。)

この求人は実はさっき掲載した「週休二日制」の企業さんと同じだったりします。

年間休日100日程度をうたっている企業さんのため、休みが少ない分給与を多く提示しているパターンです。

社会人として働くうえで、充実した休暇を得ようと考えると大体120日程度の年間休日が欲しいです。

換算すると、この年休100日で650万は、

年休120日だと約520万

これでも平均より少し高いですが、わざわざ転職という敷居を跨いで得る報酬かと言われると少し怪しい気もします。

この、

「休日が少なく給与が高く見える」現象は、

初めて転職をする人にとってとても甘い罠なので注意が必要です。

私もそれで面接まで行ってから違和感に気づいて引き返した経験があります。

提示情報以外にも潜んでいる甘い誘い文句に注意!

ここまでは色んなエージェントさんのサイトに掲載されているような情報です。

これからは、エージェントさんから紹介されてからしか知りえないような情報の注意点を解説していきます。

年収の提示が高額なのには数多な訳がある

さすがにエージェントさんから提示される情報を載せる訳にはいかないので、経験から解説します。

薬剤師の平均年収は大体500万程度に収まるので、

それをはるかに超えてくる提示にはある程度注意が必要です。

本当に高額提示されるパターンは以下の通り

  • 薬学部がない県の更に僻地で勤務
  • 一般薬剤師ではなく、管理やエリアマネージャーの募集
  • 転勤が多いいわゆるラウンダー職
  • 小さめに展開している個人薬局

などなど、挙げていくときりがないくらいあります。

これらは、本格的にエージェントさんと面接対策含めて詰めていっても差し支えない好待遇企業と考えましょう。

この条件が重なっていく(僻地で小さい個人の管理)とどんどん条件が上がっていきます。

少し酷な言い方をすると、

困っている分こっちの要求も通りやすかったりします。
(そもそもその辺りが柔軟な企業が多いですが。)

小さめの個人の薬局さんは、色々なエージェントさんに情報を載せておらず、決まったエージェントさんと約束していることが多いです。

以下の転職情報解説にも書いていますが、

転職するならエージェントさんはたくさん登録するのがお勧めです。

一方、そうではなく、

高額好待遇でも注意しなければならない企業は以下の通り

  • 急な人員不足でどうしても、明日にでも人員確保したい
  • 残業時間が多いのを固定残業代で胡麻化している
  • 人件費をケチりすぎてかなり無理な体制で営業している
  • 出世のめどはないのに、年収上限の記載を部長クラスまで釣り上げている

残念なことにこっちも挙げていくとキリがないほどあります。

企業さんの情報は一つ一つ丁寧にエージェントさんと相談しましょう。

劣悪な職場環境でどうしても人が入らない!明日にでも人が来ないと回らない!

パワハラが横行していて、人が入っても続かないからお金あげるから続けて欲しい

などは実は結構多いです。人気なエリアであまりにも好待遇だと疑ってかかるのが良いです。

エージェントさんに今までの人員の経緯や募集の理由をしっかり聞いてもらいましょう。

固定残業代の記載も結構ずるいです。

残業が減らない減らせない増えている。なんて企業は印象かなり悪いですから、

我々は給与に月30時間の固定残業代を計算して年収提示してます。

なんて、とても怖いですよ。月30時間までの残業は無給みたいなものですから。

月10時間で済んだら20時間儲けじゃん?なんてことまず無いですよ。

最後のは少し変則的ですけど、

年収記載欄に、「420万~750万」と記載していて、750万で相談可能!

っていうのをよく目にしますが、

多く見積もっても500万円台スタートで、毎年昇給します!とは言っても微々たるもの。

750万クラスは役員、部長の給与を書いてるだけなんてこともあります。

挙げてったらキリがない転職の罠だけど

私が転職を経験したり、同僚や先輩の転職をサポートした際に得られた情報を挙げていきました。

これ以外にも細かいものは多々ありましたが、大事なことは

自分の将来のことなのでエージェントさんをフルに頼って慎重に企業を品定めすること

です。

ちょっと脅したりもしましたが、転職でミスってもまた少しして転職したらよいと思います。

まだまだ薬剤師は引く手あまたなところはあるし、騙されて転職したのなら次の企業さんもそれを汲んでくれます。

どこに配属になっても正解はないですから、自分が好きな、気に入るような、

今の環境から抜け出して豊かな生活が送られるような企業に進めるよう祈っております。

それでは。

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この記事を書いた人

過度なハラスメントでメンタル崩壊後、転職を果たした薬剤師。
思い切って前職を飛び出し、天職に着いたことをきっかけに、色々な薬剤師さんから転職相談を受け続けたことから一念発起しブログ執筆。
2度の転職で年収と休日数と役職を確実に増やし続けた転職のプロ?です。

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