転職で失敗した薬剤師の共通点|後悔しないためのチェックポイント

目次

はじめに

「転職して年収は上がったけれど、人間関係で苦労している」
「忙しさが減ると思ったら、逆に業務量が増えてしまった」

転職を経験した薬剤師の中には、こうした“失敗談”を語る方が少なくありません。

薬剤師の転職市場は売り手市場と言われますが、それでも選び方を間違えると後悔につながるのが現実です。この記事では、実際によくある失敗パターンを整理し、共通点を見つけながら「転職で失敗しないためのポイント」を解説します。

私自身、2度転職をしていて、1度目も悪くはなかったが、突き詰めればもっとよい転職が出来たなと感じ、2度目に踏み切りました。

2度目では年収を更にあげ、休日を増やすことに成功したので、気になる方は下記から私の転職方法を見てみて下さい。


薬剤師が転職で失敗する共通点

失敗① 給与だけで職場を選んでしまう

「年収600万円以上!」といった条件に惹かれて転職したものの、

  • 人手不足で激務
  • 長時間残業が当たり前
  • 管理薬剤師の責任が重すぎる

といった状況に悩まされるケースは多いです。給与は大事ですが、労働環境・人間関係・キャリアの方向性とバランスを取ることが重要です。

何より、提示年収が周りより明らかに高いというのは絶対的に何か理由があります。

それが、慢性的人手不足であれば、残っているスタッフに何か原因があるのか、ドクターがやっかいな人間で人が辞めていくのか。

反対にドクターの人が良すぎるが故に、何時間も残業してしまうような現場なのか。

様々な理由も考えられるので、ここはエージェントを上手に駆使して情報を収集しましょう。

あまり考えずに入ってしまってから後悔すると中々抜け出せなくなります。

ただ、業績が伸びてきたから新規店舗を考えている、だったり、エリア職を新たに設置する目的がある場合は、周りより高年収も当たり前なことがあるので、必ずしも曰く付きではないので要注意です。


失敗② 情報収集不足

求人票の情報だけで判断してしまうのも失敗の元です。

  • 実際に働く人の口コミを調べていない
  • 見学や面接で職場の雰囲気を確認しなかった
  • 労働条件の細かい部分(残業代・休日出勤)をチェックしていない

エージェントさんに頼るのもそうですが、見学してみて雰囲気を察するのも重要です。

色々と突っ込んで聞いてみるのも手です。

見学してみたらいまだに紙薬歴で、管理もずさんだったり、調剤室がごっちゃごちゃで激務そうだったり、見学だけでも得られる情報は山のようにあります。

間違っても、また聞きの情報だけで入社しないようにしましょう。

👉 情報不足のまま転職すると、入社後に「思っていた職場と違う」と後悔しやすくなります。


失敗③ 転職理由が曖昧

「なんとなく今の職場に不満があるから」という理由で転職を始めると、軸がブレやすいです。

  • 給料を上げたいのか
  • 残業を減らしたいのか
  • 専門分野を深めたいのか

目的がはっきりしていないと、転職先でも同じ不満を繰り返す可能性があります。

自身の現状把握や、今後どうしていきたいかは考えましょう。

やや具体的に、この年齢でこの役職になっていたい、だったり、ライフステージとしてこの年齢で子供を考えるなど色々あると思います。

せっかくなので、自分を鑑みる時間にしましょう。

ここが具体的であればあるほど、条件を改善する良いきっかけになります。


失敗④ エージェント任せにしすぎる

転職エージェントは強力なサポーターですが、任せきりにするのは危険です。

  • エージェントが紹介する求人=自分に最適とは限らない
  • 条件交渉を人任せにするとミスマッチが生じやすい
  • 自分の希望をきちんと伝えないと誤解される

エージェントにはこれでもかと希望を伝えましょう、全て叶わないにしても、伝えてなければそもそも叶わないです。

エージェントさんの中には、残念ながら企業とズブズブで、どうしてもそこに入れようとしてくるケースもあります。

そのような方とは距離をとって、他のエージェントさんを頼るようにしましょう。

私の書いた転職方にも書いてますが、エージェントさんは基本数人頼るようにするべきです。

👉 主体性を持って、自分で判断する姿勢が大切です。


体験談:私が転職で失敗しかけた話

私自身も一度、給与の高さに惹かれてドラッグストアに転職した経験があります。

働いてみると、

  • OTC販売にノルマがあり、思っていたより接客業の色が濃い
  • 商品知識はついていったが、反対に薬の知識が抜けていくのを感じる
  • 年収は確かに良いが、それ以上のキャリアアップが想像できない

など色々なマイナス面もありました。

もちろん、同僚には、一生ここで働いても良いと感じている方もいたので、この辺は人によるかなと思います。

私の肌にはあんまり合わなかったです。セールストークのようなものが苦手でした。

この経験から学んだのは、**「年収だけで判断しない」「実際に働く人の声を聞く」**ことの大切さです。


転職で失敗しないためのチェックリスト

では、どうすれば失敗を防げるのでしょうか?以下のチェックリストを活用してみてください。

✅ 転職理由は明確か?(年収・残業・キャリアのどれを優先?)
✅ 求人票だけでなく、口コミ・職場見学で情報を集めたか?
✅ 自分の希望条件を「必須」「できれば」「妥協できる」で仕分けしたか?
✅ エージェントに任せきりにせず、主体的に判断しているか?
✅ 転職後のキャリアプランを考えているか?

👉 このチェックを通して、自分の軸を整理すると失敗リスクを大幅に減らせます。


まとめ

薬剤師が転職で失敗する共通点は以下のとおりです。

  • 給与だけで職場を選んでしまう
  • 情報収集が不足している
  • 転職理由が曖昧
  • エージェント任せにしてしまう

これらを避けるためには、自分の希望を明確にし、情報をしっかり集めた上で主体的に判断することが不可欠です。

転職はキャリアを大きく変えるチャンスです。だからこそ、焦らず冷静に準備を進め、後悔のない選択をしていきましょう。

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この記事を書いた人

過度なハラスメントでメンタル崩壊後、転職を果たした薬剤師。
思い切って前職を飛び出し、天職に着いたことをきっかけに、色々な薬剤師さんから転職相談を受け続けたことから一念発起しブログ執筆。
2度の転職で年収と休日数と役職を確実に増やし続けた転職のプロ?です。

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