薬剤師が転職を考える5つのタイミング|現場の声を聴いてみた

薬剤師として働いていると、

「このまま今の職場で働き続けていいのだろうか?」
「転職したほうがいいのでは?」

と悩む瞬間は誰にでもあります。

ちなみに私はもう、1年目からとんでもないハラスメントを受けてたので、ずっと考えてました。

そのあと、縁があって転職を果たして、今とても充実した生活を送れています。

しかし、実際に転職に踏み切るのは簡単ではありません。
そこで本記事では、薬剤師が転職を考えるべき5つのタイミングを紹介します。

私が今まで相談を受けてきた方の声や、実際に働いている仲間から聞いた体験談をまとめてるので、

今まさに悩んでいる方に届いたら良いかなと思います。

あなたの状況に当てはまるものがあれば、転職活動を検討するタイミングかもしれません。

実際に私が2度の転職を経た経験を活かして、好待遇を手に入れやすい方法や面接対策を解説しているページがあるので是非参考にしてください。


目次

サイン① 仕事量や残業が多すぎて体力的に限界を感じる

薬剤師の転職理由で多いのが「労働環境」です。
こればっかりは、特に新人なんかはもう入ってからわかることも沢山あるので運も絡んできます。

  • 残業が毎日1〜2時間当たり前
  • 人手不足で休日出勤が多い
  • 調剤以外の雑務が多すぎる

このような状況では、心身ともに疲弊してしまいます。
一時的に頑張れても、長期的に続けるのは難しく、燃え尽き症候群になるケースも少なくありません。

私は2年目の職場が、

  • 休日出勤は月に2回
  • 毎月20時間以上の残業
  • 小児科と皮膚科に囲まれていて年末年始も休みなし

こんな環境にむしばまれていったのを今でも思い出します。

原因不明の腹痛とか、発熱なんかあったらもう身体からの最終警告ですよ。
(私は通院する羽目になりました。)

働いていると自然とこなしてしまうのですが、
これを同期に話すと

「普通じゃないよ、よく身体が持ってると思う。転職考えなよ

と真剣に言われたのも鮮明に覚えています。

それが私の、転職を踏み出すきっかけとなりました。

👉「残業が少ない職場に転職したい」「夜勤なしの薬剤師求人を探したい」と感じたら、それは転職を考える大きなサインです。


サイン②職場の人間関係にストレスを感じる

薬剤師の仕事は、患者さんや医師、看護師、他の薬剤師とのチームワークが欠かせません。
しかし、人間関係のトラブルはどの職場にもつきもの。

  • 上司や先輩と考え方が合わない
  • 派閥や上下関係が強すぎる
  • コミュニケーション不足で業務が非効率

こうしたストレスは、長期的にメンタルに影響します。
人間関係が原因で転職する薬剤師は実際に多く、エージェントの調査でも転職理由の上位に入っています。

ここは転職するにしても、事前にわかる部分ではないことが多く、かなり慎重になる部分です。

ちなみに私の元職場は、

  • 上司が不倫して降格させられる。
  • パワハラの録音が本社に届いて、別の上司も降格させられる。
  • いきなり直属の上司が転職するといって2週間でいなくなる。

なんて波乱万丈だったので、人間関係だけでも胃が痛くなる毎日でした。

ただ、この部分で転職を考えている方は要注意です。

これを理由に辞めました。
と正直に面接で答えると、

「また同じ理由で辞めるんだろうな。メンタルが弱い子なのかな。」

などと悪印象を持たれるケースがあるので、

その理由は心にとどめて、面接に挑むのをおすすめします。

👉「出勤するのが憂うつ」「仕事より人間関係に疲れる」と感じたら、それは転職すべきサインです。



サイン③給与や待遇に不満がある

薬剤師は国家資格を持ち、安定した収入を得やすい職業です。
しかし、同じ資格を持っていても、職場によって年収には大きな差があります。

この転職理由が、すべての理由の中でナンバーワンだと思います。

平均年収でいうと例えば:

  • 調剤薬局:年収400〜600万円
  • 病院薬剤師:年収350〜550万円(ただし残業が多いケースも)
  • ドラッグストア:年収500〜700万円(地方勤務ならさらに高いことも)
  • 製薬企業:年収600万円以上も可能

このようになってきます。

ただ、これはあくまでも平均値です。

地方にいくと病院薬剤師でも年収700超えてきたり、

調剤薬局でも、年収700の社宅付き

なんて職場がでてきます。

今現状の給与に満足していないようなら転職を是非おすすめします。

私が解説する方法だと大体の方が今よりも確実に年収を上げることができると信じています。

実際私は、1回目、2回目の転職ともに100万以上年収を上げています。

👉「同じ仕事をしているのに給与が低い」と感じるのは転職のサインです。
キャリアを積んでいるのに昇給がほとんどない、賞与がカットされた、手当が少ない…そんな状況が続くなら、年収アップを目指した転職を検討すべきです。


サイン④ スキルやキャリアが伸びない

薬剤師としてキャリアを積むには、スキルを磨ける環境が重要です。

  • 調剤薬局で同じ処方しか扱わずスキルが停滞している
  • 病院薬剤師として専門性を高めたいのに研修制度がない
  • 製薬企業や研究職に興味があるのに、今の職場では挑戦できない

このように「学びがない」「成長できない」と感じたら、それは転職のサインです。

私は、1回目の転職の際、眼科の門前でした。

勉強できることは少ないわけではなかったですが、1年働くともうルーティンになるので、

新しい経験をしていきたい方には不向きかもしれません。整形も同様ですね。

転職先には

  • 在宅特化で、外来なし。介護施設を走り回る仕事
  • 大きい病院で、1日無菌室で麻薬を調剤する仕事
  • ドラッグストアの販売コーナーで接客をする仕事

など、自分が想像していないようなキャリアが沢山でてきます。

現状に満足がいっていない方は、ぜひ転職を検討して、色々な可能性に挑戦してみましょう。

👉 将来のキャリアを考えると、スキルアップできる職場に早めに移ることが重要です。


サイン⑤ ライフスタイルの変化に合わなくなった

人生のステージが変われば、働き方に求める条件も変わります。

  • 出産や育児と両立できない勤務形態
  • 介護のためにフルタイム勤務が難しい
  • 都市部から地方に引っ越す必要がある

今の職場がライフスタイルに合わないと感じるのも、転職を考える大きなサインです。

私の周りの薬剤師にも、

  • 子供の小学校のために引っ越しと同時に転職する
  • 親の介護で実家に帰るために転職する
  • 子供がお世話になっている先生を手伝いたくてその病院に転職する

なんて方がいらっしゃいました。

特に親族や子供関係でキャリアを考え直す方は多いと思います。

私自身も、結婚を期に奥さんの実家がある地方に引っ越し&転職をしたのでよくわかります。

👉 実際に「子育てしやすい職場」「時短勤務が可能な薬剤師求人」に転職して、満足度が上がった事例は多数あります。


まとめ|サインを見逃さず、早めに行動を

薬剤師が転職を考えるサインは以下の5つです。

  1. 残業や業務量が多すぎて体力的に限界
  2. 給与や待遇に不満がある
  3. 職場の人間関係にストレスを感じる
  4. スキルやキャリアが伸びない
  5. ライフスタイルに合わない

これらに当てはまる場合は、早めに転職活動を始めるのがおすすめです。

転職は決して「逃げ」ではなく、自分の人生をより良くするための前向きな選択肢です。

不安に思うことも多いと思います。
私も、1回目の転職の際は根拠のない罪悪感のようなものがあったのを覚えています。

ただ、相談することは無料で、話を聞いてもらうだけでも解決することがあると思うので、

ぜひ、転職を検討してみてください。

皆様がよりよい薬剤師人生を歩めることを願っています。

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この記事を書いた人

過度なハラスメントでメンタル崩壊後、転職を果たした薬剤師。
思い切って前職を飛び出し、天職に着いたことをきっかけに、色々な薬剤師さんから転職相談を受け続けたことから一念発起しブログ執筆。
2度の転職で年収と休日数と役職を確実に増やし続けた転職のプロ?です。

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